耐 震

耐震補強

タカセイ建築工房が施工する木造在来工法は日本古来の工法で日本の風土に最も適した工法と言われています。
接合部は補強金物を使用し、十分な耐震性能を確保しています。
また、地盤調査により土地改良が必要と判断された場合には地盤改良工事を行います。
リフォームの場合は揺れに対する建物の強度を計算して、強度の不足分は耐震補強工事で補います。

特に昭和63年以前に建てられた住宅は耐震診断が義務付けられています。
1978年の宮城県沖地震をきっかけに制定された新耐震基準は昭和63年6月以降に建てられた建物に適用されています。
その後1995年の阪神淡路大震災により2000年の改正、2004年の新潟中越地震により2005年にも改正されてきました。
耐震壁を配置して柱や梁をひと回り大きなものを使用することで、より耐震性を高めることができます。

また「阪神・淡路大震災」では死者約6,400人のうちの1割にあたる、約600人は「室内家具の転倒により圧死した」という
調査結果が出ています。このことから建物そのものは大丈夫でも室内に置いてあるものが原因で亡くなられた方も
かなりいらっしゃることが浮き彫りになっています。

大都市東京をはじめとする首都圏で「阪神・淡路大震災」のような直下型の地震が発生した場合、家具等による圧死の
被害の割合はもっと多いのではないかとみています。
その理由には「一戸の住宅の建築面積が狭いこと(狭小住宅が非常に多い)」、「高層な建物が多いので
大きな揺れによる家具等の転倒や移動量が多いのではないか」ということがあげられます。
これらのことから建物内部にも十分な配慮が必要であることがわかります。



地震と備蓄について

阪神淡路大震災、東日本大震災、2016年の熊本地震と鳥取地震と相次いで巨大な地震が発生しています。
過去の歴史をみると巨大地震は連鎖するという統計もあります。
マグニチュード8クラス以上の地震が起きると、その数年以内に同規模の地震が発生するというデータもあり、実際に
東日本大震災から5年後に熊本地震・鳥取地震が発生しています。
これで終息してくれればいいのですが、過去の統計から推察すると、今後も巨大地震には厳重な注意が必要だと思います。

大きな地震が起きると備蓄関連品が品切れになる傾向があります。日頃からきちんと備蓄をしておく必要があります。
備蓄品は長期保存が出来るものよりも日常飲食しているものを備蓄することをお勧めします。
管理が出来るかにもよりますが、古いものから日常的に飲食して、飲食したら補充するといった習慣づけが重要です。
お住まいを新築・リフォームされる時に備蓄庫を設置される方も増えてきております。
備蓄庫や備蓄に関するご相談及び耐震に関するご質問等はタカセイ建築工房までお願いします。